■節子への挽歌691:愛する人との別れは世界を一変させます
節子
今日はちょっと重い話です。
昨日からあるトラブルに巻き込まれていたのですが、そのおかげで、ある人と知り合いになりました。
知り合いといっても、電話で何度か話しただけです。
その人、田中さんといいますが、田中さんは、数年前に息子さんを亡くされました。
過労死に近い話かもしれません。
それが契機になって、同じような立場の人たちの集まりを始めたのだそうです。
それが、藍の会(仙台自死遺族の会)です。
そして、さらに全国各地の自死遺族の集まりのつながりとして、全国自死遺族連絡会が生まれたのだそうです。
そのホームページを見てほしいといわれたので、見せてもらいました。
そこに、田中さんがお書きになった「息子への手紙を書いてから」という文章がありました。
そこに書かれている田中さんの思いは、私の思いにつながっていました。
もしよかったら、田中さんの文章を読んでください。
藍の会のホームページの項目の冊子「会いたい」に出ています。
田中さんは、その文章の中で、「二度とあの頃の感覚ではなくなっています」と書いています。
世界は一変したのです、
私もそうです。
昨日も書きましたが、事情はどうであれ、愛する人との別れは世界を一変させます。
おそらく愛する人との出会いもまた、世界を一変させるのでしょうが、それとは全く異質な変わり方のような気がします。
田中さんの文章を繰り返し読みながら、いろいろと思うことがありました。
いつかきっとまた田中さんにも会うことがあるでしょう。
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