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2009/08/31

■節子への挽歌729:かまぼこの思い出

奥様と一緒に食べていただこうと思い、萩にあります道の駅「萩しーまーと」へ行って物色した結果、佐藤さんのお口に合うかどうか分かりませんが、かまぼこをお送りしました。
山口の東さんからのかまぼこが送られてきました。

私たちは結婚式を挙げませんでした。
一緒に住もうと決めてから、夜行で出雲大社に向かいました。
出発前に駅前のお店で結婚指輪を買いました。
朝、出雲大社について、そこで一緒に暮らすことを2人で決めました。
それが私たちの始まりでした。
後日、節子の家族を説得できずに、節子の実家で結婚式を開きましたが、私たちにとって意味があったのは出雲大社前での朝の誓いでした。
その後、鳥取の砂丘に行きました。
そのたぶん途中の山陰本線の列車の中で、地元の高校生たちのグループが乗り込んできました。
みんなおいしそうにかまぼこを食べだしました。
あまりにおいしそうなので、「おいしそうだね」と思わず口に出してしまいました。
そうしたら一人が私たちにもかまぼこをくれたのです。
そして私たちもみんなと一緒にかまぼこを食べました。
実においしいかまぼこでした。
出雲大社から鳥取、そして大山のスキー場にまで迷い込んでしまったのですが、それが私たちの、いわば「新婚旅行」でした。
例によって何も覚えていないのですが、そのかまぼこの一件だけは良く覚えています。
代わりに何かお返ししようにも、なにしろ手ぶらで列車に乗ったので、お礼もできませんでした。
それがずっと気になっていたためです。
そのため、おいしい棒かまぼこに出会うと必ずこのことを思い出します。
私たちにかまぼこをくれた高校生たちにとても感謝しています。
その時、どんな話をしたかも全く覚えてはいないのですが。

節子との旅で、こうした出会いはいくつかありました。
節子と一緒だと、なぜかそうした「人の触れあい」が体験できるのです。

東さんからのかまぼこは、節子にも供えました。
節子も思いだしているでしょうか。

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