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2009/08/15

■節子への挽歌713:ゾロアスター教神殿廃墟

昨日の続きです。
節子と最後に行った海外旅行はイランでした。
イランの町はどこも神秘的な美しさを感じさせました。
特にアラビアンナイトのような美しさを感じさせたのはイスファハンです。
そこにあるイマーム広場は世界遺産としても有名ですが、私たちが行ったゾロアスター教の神殿跡があるのは、その近くのアーテシュガーというところです。
松本清張が訪ねたのは、もっと有名なヤズドの沈黙の塔ですが、アーテシュガーはほとんど単なる泥の塊です。

ゾロアスター教のことを拝火教ともいいますが、火を祀ります。
二月堂のお水取りも、ゾロアスター教の影響があるといわれていますが、日本各地にはゾロアスターを思わせるお祭はいろいろとあります。
私も小さな時から,火の魅力には引き込まれるほうでした。
幸いに放火魔にはなりませんでしたが、焚き火が大好きでした。
ゾロアスター教には奇妙な親近感を感じていました。
飛鳥に始まる日本の古代世界にもゾロアスターを思わせる話はいろいろとあります。
松本清張は、まさにそのことを小説にしたわけですが、その世界は実に魅惑的です。

アーテシュガーの神殿は小高い山の上にありました。
Zoro1

頂上には、たぶんかつては葬儀の場所だった跡がありました。
つい100年ほど前までは鳥葬の場だったと聞きました。
いまはもう廃墟になっており、節子の嫌いな泥の塊でしかありません。
節子は頂上まで登ってくれました。
体調はその時も実はあまりよくなかったのですが。
Zoro3_3
しかしあんまり関心はなかったようで、頂上や鳥葬の場での写真は私だけが写っていました。
節子が感動したのは、間違いなくイマーム広場です。
しかし私は、さほど有名ではない、このゾロアスター教の神殿廃墟の泥の塊のほうに感動していたのです。
一応、山頂でガイドさんと一緒にとった写真を載せておきます。
Zoro2_2

朝日新聞の記事を読んで、その時のことが鮮明に思い出されたのです。
イランの旅はいろいろな出会いも含めて、思い出が山のようにあるのです。
書き出したら1冊の本になりそうです。
テレビでイランのニュースを見ると、いつも節子を思い出します。

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