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2009/09/04

■節子への挽歌733:「今も節子さんは私たちをつないでくれています」

節子がヨーロッパ旅行に一緒に行ったグループがあります。
福岡、岡山、横浜とそれぞれみんな離れたところに住んでいますが、とても仲良しです。
誰かがそれぞれの近くに行くことがあると、集まれる人で会っていたようです。
私も一度、節子と福岡に行った時に、福岡と岡山の人が夫婦で集まってくれて、会食したことがあります。
みんなとても気持ちのやさしい人たちです。

昨年の命日にはみんなでわが家まで来てくれました。
そして今年もまた来ると言ってくださいました。
節子のことをみんなとても愛してくださっていたのです。
ところが、今年はそれぞれ伴侶に事故などあっておひとりしか来られなくなってしまいました。
私たちと同じ世代ですから、まあいろいろなことが起こるのです。
来られなくなった理由はいずれも伴侶の健康に関わっています。
幸いに、いずれも良い方向に向かっているようでホッとしました。
伴侶の健康は、自らの健康につながっています。
気をつけるべきは、自らの健康よりも伴侶の健康かもしれません。
その点、私はいずれをもおろそかにするという過ちをおかしました。
いくら悔いても悔いたりません。

命日の前日、3人から立派な花が届きました。
そのお礼の電話をそれぞれにさせてもらいました。
そうしたら、グループの中で一番の年長のTさんがこう話してくれました。

今年は節子さんの命日にみんなで会うことはできませんでしたが、節子さんのおかげでそれぞれと長電話できました。節子さんが私たちをつないでくれているのです。
とてもうれしいお話です。
節子はまだみなさんのなかでは生きているのです。

花を送ってくださったみなさんにお電話させてもらいましたが、そのそれぞれからとてもあたたかなエールをもらいました。
みなさんと話していて、節子がなぜみんなから愛されているのかが少しわかったような気がします。
そして、なぜ私が節子を愛しているかも、少しわかったような気がしてきました。

いなくなってからわかってきたことがたくさんあります。
伴侶とは、そんなものかもしれません。

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