■節子への挽歌731:また節子が白い雰囲気に包まれだしました
明日は節子の3回忌です。
節子の友人たちのいろんなグループからお花が届きだしました。
ユリが好きだった節子に合わせてくれたのか、どれもユリがたくさんです。
家中がまたユリの香りで充満しだしました。
昨年も思ったのですが、私の場合は、決してこんなに花は届かないでしょう。
やはり女性と男性とは違います。
会社時代の同僚だった「とっちゃん」も毎年来てくださるのですが、今回はなぜか愛媛特産のみかんジュースも持ってきてくれました。
そしてせっちゃんの見えるところに供えてほしいというのです。
その理由を少し聞かせてもらいましたが、節子はすぐにわかるだろうと思います。
問題はすべて解決したそうですよ。
私の知らないことも、まだいろいろとあるのですね。
私のことについて、節子がとっちゃんに話していたことも聞かせてもらいました。
いろいろと思い出すとまた心が苦しくなります。
近くに住む坂谷さんも花を持ってきてくれました。
昨日までご夫妻で箱根にいたそうです。
箱根や湯河原の話になると、これもまた心が辛くなります。
もう節子と箱根に行くことはないのですから。
節子は箱根がとても好きでした。
最後に、花かご会から大きな花かごが届きました。
花かご会がいつもお世話している我孫子駅前の花壇そのものが、私には花かご会からの節子への贈りもののようにいつも感じているのですが、こうして毎年、大きな花かごが届くとうれしさ半分、さびしさ半分です。
位牌壇の前がまた花で埋まりました。
胡蝶蘭とたくさんの白ユリが醸し出す「白い」雰囲気は、彼岸を感じさせます。
篠栗の庄崎さんが教えてくれましたが、節子は彼岸で白い花を育てているようです。
今日、いろんな人がいろんなところから届けてくれた花は、その花かもしれません。
しかし、位牌壇が白い世界になると、どうしても2年前を思い出してしまいます。
ジュンが「命日に花を贈るのはなぜだろう」とポツンと口に出しました。
どうしてでしょうか。
明日は節子の命日です。
3年目を迎えられてホッとしています。
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