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2009/09/02

■鳩山政権への期待

政権が変わるというのに、相変わらず多くの人の発想は従来延長型です。
とりわけ新聞の社説の論調がそうです。
骨の髄まで現体制の発想がしみ込んでいるような気がします。
そうでなければこの厳しい競争社会を生き抜けないでしょうから、行き抜いた「勝ち組」の人はみんなそうなのでしょう。
競争社会の持つ、それが宿命です。

いうまでもなく、競争社会はどこかで破綻し、別のパラダイムに移っていきます。
今回の「政権交代」は、その小さな契機になりえるように思いますが、どの程度、パラダイム議論になるかはまだ見えてきません。
しかし、「宇宙人」とさえ言われる鳩山さんは、もしかしたら大きな歴史の転換につなげてくれるかもしれません。
地球人にとって、宇宙人は辺境的存在ですから。
昨日のテレビで、松原民主党議員が、変化という点では鳩山政権の実現はオバマ政権を超えるのではないかと話していましたが、そうであればうれしい話です。
ちなみに、オバマ政権はたいした変化をもたらさないで終わるような気がします。

「近代になると経済発展と社会変動の速度を調整する必要があるということが忘れられてしまった」
これはカール・ポラニーが『大転換』に書いた言葉です。
彼は、経済と社会の関係が逆転したといいます。
つまり社会的諸関係のサブシステムの一つだった経済関係が、市場システムの発展によって
社会的諸関係を飲み込んでしまい、経済が社会を破壊するようになったと言ったのです。
この本が書かれたのは1957年です。
見える人には歴史は見えているのです。
しかし見えない人には事実が終焉を迎える段階になっても、まだ見えないのです。
人は見たくないものは見えないからです。

経済成長だとか仕事づくりのためのダム建設だとかの呪縛から自由になって、社会変動の速度こそを考え直すべき時なのです。
それこそが「分かち合うべきいたみ」ではないかと思います。
そして「分かち合う仕組み」こそ、新しい時代の始まりなのかもしれません。

友愛を説く鳩山さんに期待します。

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