■節子への挽歌739:節子の普段着がバッグになりました
節子の友人の野路さんから3つのバッグが届きました.
節子が使っていたハンカチや普段着を材料に、野路さんが裂き織りでつくってくれたのです。
その出来栄えに驚きました。
野路さんはとても器用で、ご自分の着るものやバッグなどは手づくりなのです、
3回忌に来てくださった時も、和服を再生したおしゃれな服装で、バッグもビデオテープでつくったものでした。
以前から、野路さんは節子の使っていたものでバッグなどをつくらせてほしいと言ってくださっていたのですが、その話がまた出て、ハンカチや普段着をお渡ししたのです。
それから1週間もたたないのに、見事なバッグが3つも送られてきたのです。
娘たちには、それぞれ手提げかばん、私にはセカンドバッグです。
手提げかばんの内部にポケットがついていますが、それは節子の普段着のポケットがそのまま活かされています。
野路さんはこう書いてきてくれました。
バッグを作ってみました。3つのバッグを見ていて、そういえば節子はいつも病院に行く時に、野路さんからもらった同じような雰囲気のバッグを抱えていたことを思い出しました。
お洋服は裏地に使いました。
ポケットもそのまま付けたままで縫いました。
斜めについていますが、着られていたそのままの形の方が良いのでは、と勝手に作りました。
ご主人様のは、さすがに表には持っていかれないのでは、と思い、御旅行のバッグの中に小物入れに使っていただければと思い、セカンドバッグ風に作ってみました。
節子にとっては、野路さんは特別な存在だったのです。
野路さんは、節子の少し前にやはり胃を摘出されていたのです。
この週末、節子の母の7回忌で滋賀に行く予定ですが、早速に使わせてもらおうと思います。
節子がちょっと戻ってきた感じで、久しぶりの一緒の旅になりそうです。
野路さんにとても感謝しています。
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