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2009/11/01

■変えることができることとできないことを峻別する知恵

日本航空の再建に対する政府の方針が変わりだしています。
自主再建は放棄されたようです。
つまり、日本航空の経営陣は「経営」を放棄したのです。
いえ、すでに経営は行われていなかったことの責任を放棄したというべきかもしれません。
しかし、そのことは「日本航空はつぶさない」と前原さんが明言した時に決まったような気がします。
あげくのはての「専門家」と称する冨山さんたちのチームへの検討依頼。
前にも書きましたが、冨山さんたちは国税を私用して会社を整理してきた、ただの金融の使い手ではないかと思っている私には、これで日本航空の経営は終わったとさえ思っていましたから、ある意味では当然の帰結です。
経営再建とは、キャッシュフローを建て直すことではありません。
冨山さんたちには、経営などは縁遠い世界の話でしょう。
経営とは「倒産」も含めた真剣勝負でなければいけません。

なぜ日本航空はつぶしてはいけないのか。
つぶすには大きすぎて、社会への影響が大きいとみんないいます。
そうでしょうか。
日本航空がつぶれて、何が変わるのか。
路線の運行は、会社がつぶれても継続は可能です。
会社がつぶれても事業を継続しているところは実際にあります。
会社と事業は分けて考えることができるはずです。
事実、冨山さんたちはそうしてきたのです。
経営など知らなくとも、それくらいのことはできるのです。

八ッ場ダムもそうですが、私たちは大きな存在は否定できないと思いがちです。
しかしそんなことはありません。
国家でさえも、果たして存在する価値があるかどうかは、時代によって吟味されるべきです。
変えることができることとできないことを峻別する知恵を私たちは持たなければいけません。

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