« ■節子への挽歌798:節子の寝顔ももうありません | トップページ | ■節子への挽歌799:脱余生考 »

2009/11/09

■なんでそんなに詳しく、何回も報道するのですか

最近、あまり知りたくもない殺人事件の詳細がなぜか毎日、繰り返し繰り返し報道されています。
しかも、遺体の一部が発見されたとか、それはどういう状況だったとか、それを知ってどうなることでもないような話をテレビは得々と報道しています。
NHKのニュースまでもが、この数日、最初の10分近くがそのニュースです。
あまりにひどさに、チャンネルを変えて、もう終わっただろうとチャンネルを戻すとまだやっています。
最近のNHKの報道のディレクターは、猟奇事件マニアなのでしょうか。

こうした事件に関する報道ルールというのがあるはずですが、最近の報道の仕方は、同じような事件の誘発を誘っているのかと思いたくなるほどです。
どうしてこんなに詳しく報道するのでしょうか。
何かから目をそむかせるためなのでしょうか。

国会議論で、みんなの党の渡辺さんが、新党結成のその日に、酒井法子の事件が起こり、そのため報道はその事件ばかりで結党がかすんでしまったと、冗談を話していましたが、これは必ずしも冗談ではありません。
誰かがやらせたなどと言うつもりはないですが、そういうことがあっても不思議ではありません。

NHKも含めて、いまやマスコミはほぼすべてお金次第でしょうから、真実を伝えるよりは、無意味な情報や刺激的な情報で、私たちの感性をコントロールしているというべきかもしれません。
それにしても、この3日間のニュースはひどいです。
殺人の方法や逃亡の方法、あるいは詐欺の方法を教えるよりも、もっと大事なことがあるはずです。
NHKの視聴料は払いたくないですね。
実際に、この数日、テレビのニュースは見なくなっています。

何を報道すべきか、その目利きが今の報道機関には不在なのでしょうか。
そのことが社会に与える影響は甚大です。

|

« ■節子への挽歌798:節子の寝顔ももうありません | トップページ | ■節子への挽歌799:脱余生考 »

マスコミ時評」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ■なんでそんなに詳しく、何回も報道するのですか:

» クリスマスの手紙 「百万長者対貧乏作家」 [マスコミに載らない海外記事]
二十二章: 百万長者対貧乏作家 アプトン・シンクレア 『真鍮の貞操切符』 本書の主張は、アメリカの新聞は、公共の利益ではなく、私益を代表し、人間性ではなく、財産 [続きを読む]

受信: 2009/11/09 15:42

« ■節子への挽歌798:節子の寝顔ももうありません | トップページ | ■節子への挽歌799:脱余生考 »