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2009/11/17

■魔女狩りを感じさせる新聞

小沢さんの宗教関連の発言がまた新聞に出ていました。
それにしても、マスコミはなぜ瑣末な話題を仰々しく取り上げて、大事な話題を見過ごすのでしょうか。
しかも、政権関係者の落ち度や発言を見つけるとそれを増幅しがちです。

政府閣僚の不協和音とか政府と与党民主党の不協和音とか、ちょっとした発言の違いを捉えては、不協和音と叫び続けます。
どこが不協和音なのか、私には時にわからないこともありますが、新聞やテレビから何回も不協和音だと聞かされると、そういう気になってきてしまいます。

この頃、つくづく感ずるのは、最近の新聞の魔女狩り的役割です。
マスコミの影響力の大きさは甚大ですから、風評被害などで打ちのめされた人の話はよくありますが、実は打ちのめされているのは社会そのものかもしれないと思うことが増えてきました。

自民党政府の時もそうだったとすれば、これは私の偏見かもしれません。
権力に対して批判的なのは決して悪いことではないからです。
しかし、どうも自民党政権時代と、最近の民主党政権時代とは、マスコミの動き方が違うように思えます。
私が少し民主党に贔屓目のせいでしょうか。
そうであればいいのですが、何か権力の構造がパラダイム転換しているような気がするのです。
まだうまく説明できませんが、マスコミの批判は民主党ではなく、あるいは政府でさえなく、そうしたなかに芽生えてきた、新しい民主主義の萌芽に対する悪意のように感じられてなりません。
「魔女狩り」が始まった。
私の勘違いであればいいのですが。

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