■節子への挽歌844:節子と一緒の沖縄旅行
娘たちと沖縄に来ています。
節子がいなくなってからはじめての旅行です。
節子と一緒に沖縄に来たのはいつごろだったでしょうか。
病気になる前ですから、もう10年近く前かもしれません。
急に決めたため、空きのあったツアーに申し込んだのですが、出発がクリスマスイブの日になってしまいました。
今日はひめゆりの塔などを回りましたが、どこもみんな節子と一緒に回ったところでした。
夕食はコースを離れて、みんなで国際通りに行くことにしました。
節子だったらそうするだろうというのが、みんなの合意です。
ホテルからタクシーに乗って、運転手さんにどこか沖縄の家庭料理的なものを食べられるところをとお願いしました。
沖縄の人らしく、いろいろと考えてくれた上、今日はイブなのでどこも混んでいるからといって、国際通りから少し離れたところに連れて行ってくれたのが、「ふみや」でした。
ところがお客さんは一人しかおらず、あまりに空いていたので、いささか心配になりましたが、沖縄の人らしい夫婦でやっているお店でした。
正直に言えば、やはりいささか味が特殊で私には不向きでした。
それでも残してはいけないと思いがんばって食べましたが、そのおかげでみんなおなかが苦しくなるほどでした、
節子はこうしたことが好きでしたので、まあ仕方がありません。
おなかを減らすために、そこから国際通りまで歩くことにしました。
国際通りでは、節子好みの横道に入りました。
ハイビスカスとプルメリアの挿し木を見つめました。
節子なら買うだろうということで買いました。
とまあ、そんなこんなで、節子も同行したような旅が始まりました。
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