■節子への挽歌832:どうやら風邪をひいてしまったようです
節子
どうやら風邪をひいてしまったようです。
一昨日から風邪モードに入っています。
インフルエンザでないことはたしかで、単にのどが少し痛いだけですが、どうも気力が出てきません。
昨日は高血圧の薬が無くなったのでクリニックに行ったので、その時に診察してもらおうと思っていたのですが、止めました。
風邪ごときで医師の世話になるのは、やはり私の性に合わないのです。
まあ要は単に医者嫌いなだけですが。
それでもなかなか治りません。
昨日は10時に寝て、久しぶりに8時間以上寝たのですが、調子が良くありません。
午後から地元の人たちとの集りがあるのですが、行くべきかどうか迷います。
以前は自分だけの判断でよかったのですが、最近は、風邪をうつしてはいけないというプレッシャーが強いですから、ますます躊躇します。
以前は風邪を引いても節子がそれなりの相手をしてくれましたから、退屈はしませんでした。
節子が隣で何か仕事をしているだけで幸せだったのです。
呼び寄せられた節子は、迷惑だったかもしれません。
あんまり隣にじっとはしていませんでしたから。
しかし今は風邪を引いたらやることがまったくありません。
一人でコタツにもぐっていますが、本を読む気にもDVDを観る気にもなりません。
コタツにパソコンを持ち込んではいますが、寝ながらパソコンを打つのは大変です。
キーボードを立てて打っていますが、首が疲れます。
私は基本的に風は3日間と決めています。
節子はいつも笑っていましたが、3日間はきちんと風邪をひきだらだらし、4日目はたとえ熱があろうと「風邪」は終わりにするのです。
この私の名案を理解してくれる人も、もういないと思うと残念です。
いろいろと思い出すと、どうも私の常識やライフスタイルはいささか変わっていたのかもしれません。
それにしっかりと伴走してくれていた節子に感謝しなければいけません。
私の人生は、節子がいればこそ、実現できたのかもしれません。
さて今回の風邪は12時で終わらせることにしました。
節子がいる時と違って、風邪をひいているメリットは期待できませんので。
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