■節子への挽歌847:風邪をひいてしまいました
節子
風邪をひいてしまいました。
昨日、家に着いたのは深夜過ぎで、日付が変わっていました。
休養のつもりが、逆に疲労を溜め込む旅になってしまいました。
1時過ぎに寝たのですが、3時ごろ悪寒が襲ってきました。
身体が止まらないほどの悪寒です。
いささか尋常でない寒さです。
電気毛布を最強にしたのですが、効果がありません。
この寒さはいったい何なのでしょうか。
寒いだけではありません。
身体全体に、じっとしていられないほどの奇妙な違和感があるのです。
それに気のせいか、身体温度がどんどん奪われているような状況で、手足が冷たくなっていきます。
パジャマの上にセーターとジャンパーを着込んで、毛布とは別に足元に電気アンカも入れましたが、その熱で辛うじて体温が保たれて一感じです。
家族旅行も終わったので、いよいよ節子からのお召しなのかもしれません。
いわゆる幽体離脱ほどではないのですが、丸まっている自分の姿が見えるような気までしまた。
節子がいたら、なにを大げさにと笑うでしょうが、身体各部が不整合になる状況が私にはとても辛いのです。
数年に1回、こういうことがあります。
普通はその予兆を感じて、予防策を取るのですが、今回はあまりにも急でした。
暗闇で2時間ほど、身体を丸めて震えていたでしょうか。
そのうちようやく眠ることができたようで、目が覚めたら7時過ぎでした。
結局、風邪だったようで、体温を図ったら37.4度でした。
まあ何と言うことはない風邪なのでしょうか。
中途半端な体温にがっかりです。
まあしかし、そんなわけで、今日は1日寝ていることにします。
蛇足です。
私は時々自分が人工機械ではないかと思うことがあります。
左の胸のところに電源があります。
時々、身体に漏電しているような振動を感じます。
昔は自分がホボーグではないかと思ったことがあります。
どうも私の脳は人間的視点から考えると欠陥が多すぎるからです。
サイボーグは脳だけが人間、ホボーグは身体が人間です。
もしそうであれば、節子の脳を私の脳に同居させることもできたかもしれません。
こうした話は、SF(空想科学小説)の世界の話ですが、技術的にはかなりそうしたことが可能になってきました。
手塚治虫の「火の鳥」には、そうした話がよく出てきます。
風邪の話から思わぬほうへ話題が飛んでしまいましたが、これも熱のせいかもしれません。
明日は3組の人が湯島に来ます。
休むわけには行きませんが、今の状態ではいささか辛いです。
さてどうしましょうか。
ホボーグではなくサイボーグであれば、具合の悪い不整合な部位を取り替えて出かけることができるのですが。
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