■「ああ、いいじゃん」
昨日、日本テレビの「秒ヨミ!」で、ステーキハウス「けん」を展開しているエムグラントフードサービス代表の井戸さんの密着取材番組を見ました。
井戸さんは「ロードサイドのハイエナ」の異名を持つ若き経営者ですが、ファミレス冬の時代と言われるなかで、わずか3年で67店舗を開店してきたそうです。
業績低迷の言い分けに不況を口実にしている経営者の不甲斐なさを、改めて感じます。
私が興味を持ったのは、井戸さんの人柄です。
私は和民(ワタミフード)社長の渡邉美樹さんの人柄も経営法も大嫌いですが、それとは対象的なイメージを受けました。
共感したことはいろいろとありますが、一つだけ紹介しておきたいのは、彼の口癖が「ああ、いいじゃん」だったことです。
新たに開店した店の店構えがそれまでとあんまり変わっていなくても、「ああ、いいじゃん」と嬉しそうなのです。
開店初日の売り上げが目標に達成しなくても「いいじゃん」です。
それもただ言葉だけではないのです。
テレビで見ていてわかるのですが、身体がそう言っているのです。
この素直さ、明るさ、感謝の気持ち。
名前を出して申し訳ないのですが、和民の渡邉さんとは全く違います。
こういう会社はきっと社員を人間扱いしているでしょう。
みんな気持ちよく働いているはずです。
井戸さんは自分でもはっきりと言っていましたが、金持ちです。
それでも休日に家族サービスで外食するのは自分の会社のお店なのだそうです。
自分の家族には食べさせられないと公言していたマグドナルドの社長とは大違いで、その点も好感がもてます。
興味を持って井戸さんのブログも読ませてもらいました。
とても面白いし、その素直さが感じられます。
私はステーキがあまり好きではないのですが、その私でも一度出かけて見たくなりました。
ちなみに、「いいじゃん」は表現こそ違いますが、私の好きな言葉なのです。
私の場合は、歳相応に「いいんじゃないの」ですが。
この言葉を使うことにしていると判断んしなくていいので、それこそ「いいじゃん」なのです。はい。
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