■しつこく小沢さん問題をもう一度
小沢幹事長と検察との関係の報道は、ますますヒートアップしています。
友人から、石川容疑者が自殺しないといいけれど、いうメールが届きました。
誰も感ずることでしょう。
あってはいけないことですが、もし万一、石川容疑者が自殺したとしたら、これは「自殺」というべきでしょうか。
自殺をするといけないので逮捕する、などということは、私には受け入れがたい論理です。
つまり誰でもいつでも逮捕できるということです。
恐ろしい社会です。
私が一番危惧するのは、検察は正義だという前提で語られていることです。
足利事件はどうだったのか。
先の民主党の管さんの年金未納問題は厚生労働省が間違っていました。
松本サリン事件での河野さんはどうだったでしょうか。
今回の事件は、私は小沢さんに加担しますが、小沢さんが無罪であるかどうかに関しての確信はありません。
どちらが白か黒かなどは、この際、私にはあまり重要ではありません。
小沢さんが公明正大であるなどと、いかな私でも思ってはいないのです。
それに、激しい追求の中で正常な感覚を維持できる人はそうは多くないでしょう。
あなたは自信がありますか。
不正を果たしていなければ大丈夫のはずだという人がいるかもしれませんが、もしそうであれば冤罪などは起きないのです。
鈴木宗男さんがいうように、狙われたらだれでも落とせるのです。
それが権力です。
だから権力行使の透明性と過剰なほどのチェック機能が必要なのです。
あるいは報道に関するしっかりした規制が必要です。
浅薄なタレントがテレビで知ったようなことを言うな、という気がしてなりません。
私がブログで毒舌を語るのとは全く意味が違うのです。
検察などが発表する情報を、なぜ私たちは疑うことなく受け入れてしまうのか。
「悪」のイメージのある小沢さんのいうことは、なぜみんな疑うのか。
私が一番気にしているのは、そのことなのです。
先入観を捨てて、何がいま大事な事なのかを考えなければいけないのではないか。
そんな気がしてなりません。
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