■節子への挽歌880:オープンサロンを再開しました
節子
湯島のオフィスで節子と一緒にやってきたオープンサロンを復活させました。
節子がいなくなったので、もうやめようと思っていましたが、スタイルを変えて、手間をかけないサロンにしました。
節子がいた時には節子が参加者のための軽食やおつまみなどを松坂屋などで買ってきてくれていました。
そんなことは私にはできないので、お茶とコーヒーしかないサロンです。
今月5日にそのプレサロンをやりましたが、直前にホームページに書いただけだったので参加者は2人だけでした。
それで今回は今週初めに10人に案内を出しました。
そのおかげで、懐かしいめんばーがやってきました。
初めての人も2人来ました。
おかげで以前のような賑やかなサロンになりました。
サロンの報告はホームページ(CWSコモンズ)に日曜日に書きます。
節子は最初、このサロンがとても嫌いでした。
男性たちの訳のわからない話をきくのは、生活主義者の節子には不得手でしたし、横から見ていて、たぶん「人間の持つ身勝手さ」を強く感じることが多かったのだと思います。
しかしそのうちに、その多様さにもなじんでくれましたし、男性たちの身勝手な言動にも理解を示すようになってきました。
サロン終了後、後片付けをして、2人で帰宅する車中で節子は私にいろんな感想を話してくれました。
そこから学ぶことはとても多かったのです。
参加者へのコメントは、とりもなおさず私へのコメントでもありました。
私の偏狭さや傲慢さを、節子は教えてくれました。
そのおかげで、私の人間を見る目は広がりを持てたのです。
サロンではいつも節子は裏方を務めていました。
その存在に気づいていた参加者は決して多くはなかったと思いますが、その数少ない。一人でもある石本さんが、今日、来てくださったのが、私にはとても嬉しかったです。
オープンサロンの最後の日に、石本さんは節子に花束を持ってきてくれました。
節子はそのことをいまも忘れてはいないでしょう。
もちろん私もはっきり覚えています。
石本さんの頼みなら、何でも引き受けなければいけないと今は思っています。
しかし以前一度断ってしまったことがあるのです。
それが今でも心に痛いです。
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