■「金の切れ目が縁の始まり」
時評ではいつもかなり「怒り」の内容が多いのですが、私の生活にはむしろ「怒り」よりも「うれしさ」が多いのです。
今年はそうした「あったかい話」を書こうと年初に予告しましたが、それが実現できていません。
しばらくそうした話を書こうと思います。
先ずはこの数日に起こった話です。
3月に大阪で小さな集まりをやりたいと思いつきました。
しかし大阪で会場を取るのが難しい。
そこで関西の友人たちに会場を紹介してくれないかとメールを出しました。
そうしたら早速2人の友人から連絡がありました。
自分が関わっている施設を無償で貸してくれるというのです。
やるかどうか、ちょっと迷っていたのですが、決断ができました。
いずれも、コムケア活動の仲間です。
おそれぞれお会いしたのはもうだいぶ前ですし、お会いしたのも一度か二度です。
その後もネットではつながっていましたが、こんなに速く会場提供をしてくださるとは思ってもいませんでした。
コムケア活動にはいくつかの理念があります。
そのひとつが、「金の切れ目が縁の始まり」です。
コムケア活動は最初、NPOに対する資金助成プログラムから始まりました。
住友生命が資金を提供してくれました。
単なる資金助成活動には、私自身大きな違和感がありましたので、資金助成はあくまでも「入り口」とし、それに応募してくれた人たちとの「つながり」を育てることを考えました。
それで、応募した人たちの交流や支えあいの支援を行うことにしました。
そのおかげで、今は全国に、ゆるやかなネットワークができています。
今回の会場探しは、そうした仲間からの提供でした。
私は金銭への依存度をできるだけ減らす生き方を目指しています。
ですから「物々交換」や「事々交換」を大事にしています。
そうはいっても首都圏での生活はお金がかかります。
しかし、そうしたなかでもお金依存を減らしていくことは可能です。
そうした生き方を目指していると、お金以上に大きな「ごほうび」があることに気づきます。
今回の会場提供にしても、お金が節約できたという話ではありません。
お互いに「支えあい」ができる「うれしさ」を共有できたという話です。
とっても気持ちがあったかくなるのです。
こういうことが毎日のようにあります。
ですから私の生活は「怒り」よりも「うれしさ」が多いのです。
ちなみに、私も東京の湯島に10数人なら集まれる場所があります。
東京で小さな集会をしたい人がいたら、可能な範囲で開放したいと思っています。
気楽に声を掛けてください。
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