■ニュースにおける事実と解説
政治関係のテレビのニュースを見ていて、いつも感ずるのですが、あきらかに「事実」ではないものの報道が多すぎます。
「・・・と思われる」「・・・という意見がある」「・・・とみられる」というような表現が多いということです。
それが誰の意見かはわかりませんが、ニュースを見ている人は「事実」だと受け止めやすいです。
「事実の映像」だけを使っても、まったく正反対の表現ができることはよく言われることです。
どの場面を、どの順番で放映するかで、視聴者へのメッセージは大きく変えられます。
その段階ですでに「事実」というものが危うくなってきますが、それに輪をかけて、編集者の憶測をいれてしまうのが報道です。
最近はニュース以外の報道番組が増えていますが、せめてニュースではできるだけ「事実」にこだわって、勝手な憶測解釈は入れないで欲しいと思います。
最近のニュースには、憶測が増えてきているのが気になります。
私たちの、ニュース報道を読み解く姿勢が求められているように思います。
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