■若い世代への期待
石川議員が民主党から離党しました。
その会見の模様をテレビで見ました。
とてもさわやかな顔をしていました。
私は、石川議員は離党も辞職もする必要はないし、してほしくないと思っていたので残念ですが、石川さんにとってはきっと一番良い決断なのだろうと思います。
会見で、石川さんは「これからも地域や国のために尽くしたい」と言っていました。
その言葉は石川さんの本音でしょう。
大人と違って、若者はこの種の発言では嘘は言いません。
実は、昨日、別の若者から同じ言葉を聞いたところでした。
「支えあいサロン」をやったのですが、そこで仕事の目的のような話になりました。
それを受けて、ある若者が「国のためかなあ」といいました。
(修正)
コメントにあるように、私の記憶違いでした。
正確には「日本のため」でした。
すみません。
私を含めて「大人たち」は、「よく考えていくと必ず具体的な誰かがいるはずだ」と言いました。
しかし彼は最後まで意見を変えませんでした。
そのやりとりで、むかし、同じことを聞いたことを思い出しました。
調べて見たら、正確には「日本のために働く」でした。
私は、国のためとか社会のためとかというのが嫌いです。
というか、理解できないのです。
私の生き方は、つねに「誰かのため」でした。
人生も、仕事も、活動も、すべてそうです。
そこには必ず具体的な個人がいます。
このブログでも、「みなさんは誰のために生きていますか」という問いかけをしたこともあります。
しかし、昨日、今日と「国のため」という言葉を聞いて、もしかしたら若者たちのほうにこそ、真実があるのではないかという気がしてきました。
真実を見抜く目は子どもにありますが、もしそうであれば、社会で「汚染」された大人よりも、若者の方がずっと真理に近いはずです。
大人たちは自らのためを生き、若者は社会のためを生きる。
そういっていいのかもしれません。
まことに、子どもや若者は「社会の宝」です。
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コメント
自分も「日本のため」と答えたつもりだったんですが。笑
それはさて置き、「誰のためか」と聞かれたので、
少し考えてみたのですが、「誰のためか」と言われると、
「自分のため」という考えに行き着きました。
かなり傲慢だと自分でも思うのですが、
どんな状況も自分にいつか降りかかってくる可能性があるので、
「自分のために日本を良くしたい」と本気で思っているのです。
でも、まだなんか心の底にはありそうな気がするので、
もうしばらく考えてみます。
投稿: 矢辺卓哉 | 2010/02/12 15:02
矢辺さん
すみません。
私の記憶違いでしたね。
最近いささか記憶力が危なくなりました。
修正文を追記しました。
>「自分のために日本を良くしたい」と本気で思っているのです。
それだと私にもぴったりきます。
ただ「日本」の先に「世界」があるのを忘れたくはないですが。
投稿: 佐藤修 | 2010/02/12 15:40