■収入がなくてどうやって暮らせるのか
私がどうやって暮らせているのか不思議がる人もいますが、私はそれなりに豊かに暮らしています。
昨日の夕食はなんと新鮮な「関さば」と「関あじ」の刺身の食べ放題でした。
「関さば」「関あじ」は、福岡の蔵田さんが自分で釣って送ってきてくれたのです。
蔵田さんとは最初は仕事の関係で知り合えたのですが、仕事が終わった後もいろいろとお世話になりっぱなしです。
たぶん私の生き方があまりに頼りないので心配なのでしょう。
無上の善人の蔵田さんは、伴侶を亡くした私の暮らしをいつも心配してくれていて、自分で作った野菜や海産物を折りあるごとに送ってくれるのです。
蔵田さんは、定年で会社を辞めた後、故郷に戻り見事に農的な暮らしに転身したのです。
いつも貰いっぱなしなのですが、まあお返しは来世でと思っていますので、気楽にご好意を受けています。
おそらく蔵田さんはかなりの散財だと思いますが(奥さんの話では蔵田農園の野菜はどうもコストがかなりかかっているようです。もちろん完全無農薬ですが)、私は一円もお金がかからないのです。
お金ではなく友達とコミュニティ。
本当にそう思います。
都市圏での生活では、しかしお金もいろいろとかかります。
湯島に小さなオフィスを持っていますが、その維持費もそれなりにかかります。
ところがそこもみんなが心配してくれるのです。
ですから今でも何とか維持できているのです。
周りの人たちに支えられて、私はいつもとても「あったかい」のです。
友達さえいれば、お金がなくても安心です。
まあそれでも困る時はあるでしょう。
その時は、その時に考えればいいでしょう。
誠実に生きていれば、あったかく生きていける。
そんな世の中にしたいです。
今は、私のような存在は幸運な例外としか言えないかもしれません。
それが残念でなりません。
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