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2010/03/21

■節子への挽歌931:枕元のバナナ

節子
昨日、私は出かけていたのですが、以前住んでいた近くのMさんが来てくれたそうです。
節子が好きだったといって、宝塚の炭酸せんべいを持ってきてくれました。
帰宅後、節子にお供えされていたお煎餅を、私もおすそ分けしてもらいました。
久しぶりの炭酸せんべいでした。
風月堂のゴーフルを思い出します。
そういえば、節子と結婚した頃、2人ともゴーフルが気にいっていた記憶があります。

節子は駄菓子があまり好きではありませんでした。
ですからわが家の娘たちは、あまり駄菓子を食べたことがありません。
そのために友だちと付き合ううえで、いささかの苦労をしたようです。
後でそれを知って私たちはちょっと反省させられました。
子どもには親にもわからない苦労もあるものなのです。

私は昔から駄菓子が大好きでしたが、節子はあまり間食をしない人で、駄菓子を買う習慣があまりありませんでした。
しかし、いくつかの好きなお菓子が、節子にもありました。
たとえば、そばぼうろうは節子の好物でした、
節子から教えてもらったのですが、私も今は大好きです。
そういう好きなものもありましたが、基本的に節子はお菓子の間食はほとんどしない人でした。
私とは大違いでした。

しかしなぜか風月堂のゴーフルと有明のハーバーを、一時期、よく一緒に食べた記憶があります。
誰だったか思い出せないのですが、当時、よくゴーフルを贈ってくれる人がいた気がします。
それできっと節子もゴーフルが好きになったのです。
宝塚の炭酸せんべいも、その流れで節子の好物になっていたのでしょう。

間食の習慣がない節子が、お菓子を食べだすようになったのは、胃の摘出をしてからです。
一気には食べられなくなり、いつも少しずつ食べるスタイルになってからです。
やっと私と同じ文化になりました。
そして節子はいつもバッグにお菓子を持ち歩く習慣ができたのです。
外出時だけではありません。
眠る時にも、必ず枕元にお菓子やバナナやヤクルトを置いておき、少しずつ食べるようになったのです。

節子がいなくなった今、そのスタイルを私が継承してしまっています。
なぜか真夜中にお腹が減って、枕元のバナナを一口食べるようになってしまっています。
あの頃の節子のスタイルそのものです。
節子が半分、私に乗り移っているからかもしれない、といつも暗闇で食べながら思います。

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