■節子への挽歌917:また昔の節子の手紙が届きました
節子
6年前にあなたが根本さんに出した手紙が根本さんから送られてきました。
たぶん私に元気を与えようと根本さんは送ってくれたのでしょうが、いささか複雑な気持ちです。
しかし根本さんのお気持ちはうれしく思います。
根本さんは、節子が元気のない時に、元気づける音楽CDや本などを送ってきてくれました。
彼自身もあまり体調はよくない上に、いろいろと難しい問題を抱えていたにもかかわらず、私たちのことをとても心配してくれていたのです。
困難や哀しさに合うほどに、人はやさしくなることを、根本さんからは教えてもらっています。
根本さんはいまもあまり体調はよくありません。
実は、手紙を投函したようなメールが届いたのが昨年なのですが、実際にわが家に届いたのは昨日でした。
まあそれが根本さんの時間軸なのです。
私にも少し似たところがあるので、私はすんなりと受け入れられます。
1年分の手紙でしたので、さまざまなことが書かれていました。
根本さんも苦境にめげずに、いつものように、前向きに明るく過ごされているようです。
その様子を手紙で読んで、とてもうれしく思います。
節子がいたらきっと笑いこけながら読んだことでしょう。
手紙が届くと同時にメールも来ました。
「手紙」には「言い訳タラタラ」です。根本さんは出会いの関係で私のことを「先生」(単に先生ではなく、カッコ付です)と呼ぶのですが、まあそれは仕方がありませんが、傷口を逆なでするかもしれないのが気になるのであれば送らなければいいのですが、そこが根本さんの根本さんらしいところなのです。
その中には、「先生」にお話ししていなかった品も入っております。
しかし、私「気になる事」があります。
「先生」の「挽歌」を読みますと「傷口」を逆なでしてしまうかも知れません。
困ったものです、はい。
根本さん
逆なではしていませんのでご心配なく。
久しぶりに節子の手紙を読みました。
それと当時の節子の生活ぶりも思い出しました。
節子はこうやって、今なお、私の生活に深くつながっています。
根本さん
ありがとうございました。
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