■自評1:守銭奴意識の気づき
しばらく自分を対象にした「自評」を書いてみます。
自分を見ていると社会も見えてくる気がしてきたものですから。
かなり自らの恥をさらすことになるでしょうが。
最近、気分転換にネットのゲームをやりだしてみました。
簡単なゲームです。
たとえば、楽天のホームページから入れる楽天プライズというのがあります。
参加すると無料で1000Gがもらえ、それを元手にして、ルーレットとスロットができるのです。
気分転換のつもりが、いつの間にか勝ちたくなりました。
完全にプログラム化されているのは知っているのですが、なんとか10000Gを目指したくなりました。
その上、スロットに当たりが出ると、コインが音を出して出てくるのです。
金貨の音ですが、その音が何ともなく快いのです。
私はもちろんこれまで金貨のぶつかり合う音など聞いたことはないのですが、不思議と魅かれてしまうのです。
金貨の音をこっそりと楽しむ守銭奴の話を昔なにかで読んだことがありますが、もしかしたら、私もまた守銭奴ではないかという気がしてきます。
パソコンの実体のない音でさえ、これだけ心を惹くのであれば、実際の音ならきっと心をつかまれて、その奴隷になることもありえます。
どうも頭で考えていることと生の自分とは違うようです。
いやはや困ったものです。
そんなわけで、暇に任せてスロットやルーレットを、結局、1か月ほぼ毎日やってしまいました。
最終記録は7000Gでしたが、有効期間が30日でしたので、翌日はゼロになってしまっていました。
この1か月の努力(?)はいったい何だったのか。
お金の魔力に勝てずにせっせと稼いだ結果も、きっとこんなものなのだろうなと思ったのですが、その一方で、人をその気にさせる「お金」や「稼ぎ」の威力も少しわかりました。
金貨の音もすごいです。
それにしても、自分もまた守銭奴のDNAが埋め込まれていることを知って、少し滅入ってしまいました。
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