■節子への挽歌927:白いブーゲンビリアが咲いています
節子
新潟の金田さんが今年もチューリップを送ってきてくれました。
今頃は花が少ないでしょうから、ということで、毎年送ってきてくれます。
金田さんも今年はいろいろと大変で、あの金田さんがと思えるほどの「弱音」も聞きました。
やはりみんな歳には勝てないようです。
金田さんのお心遣いに反して、節子のまわりもこの季節もなぜか花でいっぱいです。
不思議なほどに節子は花を呼び込みます。
冬だというのになぜかブーゲンビリアが咲きました。
ブーゲンビリアは、本来は5月頃から咲き出すのに、今年は異常です。
そのうえ、ピンクだったはずなのに、なぜか白くなっています。
そういえば、節子は彼岸で「白い花」の手入れをしていると症崎さんは話してくれました。
そのせいでしょうか。
房総に家族で行った最後の旅行の時に、節子が記念にといって買ったシュスランもようやく咲きました。
年初から咲きそうな感じになっていたのに、なかなか咲きませんでした。
来週には咲くでしょう。
とても地味な花なのよね、と言って、節子はこの花を買いました。
本当に地味な花です。
地味な花も、艶やかな花も、節子はみんな好きでした。
湯島のオフィスの白いシクラメンも元気に咲いています。
花を見るといつも節子を思い出します。
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