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2010/03/20

■自評3:ネットでの購入のお誘いの魔力

怒りを差し挟んでしまったのですが、また反省を込めての自評です。

楽天プライズだけが私がやっているゲームではありません。
もう一つまったく無意味だと思えるのですが、そこに出てくるキャラクターが気にいってほぼ毎日やっているのがあります。
「げん玉電鉄」というすごろくです。
さいころを振って動くのですが、あるところに行くと「広告2倍」とそのキャラクターが大げさに看板を上げるのです。
そうするとそこにある広告の対象に入会したり購入したりするとサービスのポイントが2倍になるのです。
毎回、やっているとなにやら申し込まないと申し訳ない気分になります。
サブリミナル効果ではないですが、効果はかなりありそうです。

この「ポイント」というのがまた曲者です。
私がなぜネットにはまったかというと、テレビによく出ている森永卓郎さんがポイントの説明をしているのを聞いたからです。
ネットやカードを上手く使うといろんなポイントが付くという話です。
それは前から知っていましたが、その仕組みに胡散臭さを感じていました。
というのは、仕組みを複雑にすればするほど利用者のメリットが高まるという論理が私には全く納得できなかったからです。
それで関心を持てなかったのですが、森永さんの幸福そうな顔を見ているうちに、やってみようと言うことになったのです。
それでやり出したひとつが、楽天でのネット購入やホテルの予約です。
これに関してはまたいろいろな気づきをしているのですが、今日のテーマはその話ではなく、ネットをやっているといろいろと消費の魔手が寄ってくるという話です。

まあそうしたお勧めによって、何かのサンプルを無料でもらったり、資料を取り寄せているうちに、いつの間にか自分がお客様になってしまっているのです。
いつの間にか、ポイントを集めるために、見たくもない広告を見たり、見たくもないホームページを見たりしていることさえあるのです。
結果としてのポイントではなく、目的としてのポイントになっているわけです。
そのうちに、ポイント獲得のために必要性の低いものまで購入してしまうようになって来ました。
今日もコーヒーが2キロも届きます。妻がいたら笑われそうですが。
私が批判しているドラッカーの顧客想像戦略に、まんまと乗ってしまっているわけです。

私でさえこうなのですから、ドラッカーファンのみなさんは、もっとはまるでしょうね。
子どもたちの世界がいささか心配です。

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