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2010/03/10

■節子への挽歌920:「日々の生活はそれなりにすごせることが不思議です」

先日、奥様を急に亡くされたOさんからメールが来ました。

雑事に追われ、あっという間に49日が過ぎました。
家内が日々光の速さで遠ざかっていくのが実感されます。
昔読んだチベット仏教の死者の書のイメージが実感されます。
しかし突然に思い出され なんともいえない現実に直面するにつけ、喪失感と痺れ感を感じますが、その頻度も少なくなることを期待しつつ日々をすごしています。
私たちより少し若いOさん夫妻の不条理な別れは、本当に突然だったそうです。
おそらくOさんは、まだ信じられずにいるでしょう。
そのくせ、「光の速さで遠ざかっていくのが実感される」という不思議な気持ち。
私もそうでした。
そうした矛盾する気持ちが、時間の流れを超えて、無秩序に往来する体験は、私も味わいましたし、いまもなお、完全にはそうした状況からは抜けられずにいます。

節子もそうでしたし、私もそうでしたが、
これからという時に、神様は突然に自由をもぎ取ってしまうのです。
不条理としか言いようがありません。
Oさん夫妻も、間違いなく、そう感じているはずです。

Oさんのご実家は八朔をつくっていて、毎年、Oさんは奥様と一緒に収穫していたそうです。
そのお話は、前に聞いたことがあります。
しかし、今年は奥様がいません。

今年は家内抜きでやりました。
日々の生活はそれなりにすごせることが不思議です。
当たり前ですが、これが現実ということと了解しています。
残されたものは今までどおりの生活を送るのみです。
Oさんの、深い思いがあふれています。
「これが現実」。
心に響きます。これほど響く言葉はありません。

Oさんが送ってきてくださった八朔はとても美味しく、涙が出ました。

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