■モチベーション
友人から手紙が来ました。
彼はメールもやっていますが、手紙が大好きなのです。
それも、お気に入りの万年筆で書く手紙です。
たしかに彼の手紙にはいつもぬくもりがあります。
その手紙の書き出しは、「お金のない社会研究家の佐藤修へ」でした。
そして送ってきてくれたのが、お金不要の生活をしている人の雑誌記事でした。
これで2回目です。
どうも誤解されているようなのですが、私は「お金がない」のではありません。
あえていえば、世界中のお金もまた自分のものと思っているようなところがあります。
これは法頂さんの本から教えてもらったことです。
自分の私的所有観念をなくせば、この世のすべてのものは自分のものと思える、と。
損得判断も、小さな自分の世界を少し外れただけで全く違ってきます。
で早速、その友人には「お金はありあまっている」ことを伝えたのですが、その手紙の最後にもう一つ指摘がありました。
私は最近、週に2回程度のサロンやフォーラムをやっています。
それに毎回のように付き合ってくれている人も少なくありません。
その案内や報告をあるメーリングリストに出していますが、それをみた彼の会社の友人が、この人たちのモチベーションは一体なんなのだろうかと不思議がっているそうなのです。
確かに毎週土日をサロンやフォーラムや集まりで埋め尽くしていると、時に休みたくなることもあります。
しかし考えてもみてください。
多くの企業人は、そしてその感想を述べた人は、毎週5日も組織で働いているのです。
私にとっては、そのモチベーションこそ不思議です。
視点を変えると、世界は全く違って見えてきます。
そんなことを彼の手紙で改めて思いました。
政治家も少し視点を変えるといいのですが。
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