■節子への挽歌942:節子からのメッセージ
寝室で本を読んでいると、時々、ビシッとか、ガタッとか、音がすることがあります。
これまでも音がしていたのかもしれませんが、最近、それに気づきました。
わが家は木造ですから。木材が乾燥して音を発することはあります。
そう考えれば、なんでもないことなのですが、そのタイミングが実に見事なのです。
ベッドに入って本を読み出すと(私は昔から就寝前に本を読む習慣があります)、その音がするのです。
最近、3回ほど体験しました。
先週、挽歌を読んで訪ねてきた人に、今でも妻とつながっているような気がすると話したら、そんな体験をされたことはありますか、と訊かれました。
大日寺のロウソクの話や告別式の前夜の光の話をしました。
昨夜は、それを思い出して、もしかしたら節子が何かメッセージを送っているのかと思いつきました。
そうしたことは実証することはできませんから、そう思うかどうかの話です。
そう思うと、似たような体験はいろいろとあります。
幸運が訪れたら、これは節子のお陰だと思うこともできますし、雨が降れば節子が悲しんでいると思っても辻褄は合わせられます。
大日寺に行ったとき、真実かどうかよりも佐藤さんが信ずるかどうかが大切なんですよと、連行してくださった加野さんが言いましたが、その通りだと思います。
人は、自分が信じたいことを信ずるものです。
節子が音を鳴らしていると思えばいいだけの話で、それが事実かどうかは、まったく別の話なのです。
そう考えれば、節子は見えないだけの話で、いまも隣にいると考えることもできるわけです。
さて今日は節子からのメッセージは届くでしょうか。
もし節子がこの挽歌を読んでいるとしたら、今夜は10時半にピシッという音を出してもらえるとうれしいです。
さてどうなるでしょうか。
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コメント
私は"耳鳴り"がした時に、意識の交流があると信じています。
麗(うらら)岸眞衣子
http://www.youtube.com/watch?v=oUpxLg_dlEo&feature=channel
この歌は、愛する人が語りかけてくれていると、実感できるようになったきっかけなのですが、
以下の歌詞が好きです。
「電話はならない。手紙は届かない。
それでも、いつでも思っていること、そろそろ気づいてください。」
「一つだけ変わったことは、君の瞳には映らないことかな。」
投稿: いろは | 2010/04/01 22:15
いろはさん
ありがとうございます。
聴きました。
いまはちょっとコメントが書けませんが、心に響きました。
教えてくださって、ありがとうございました。
投稿: 佐藤修 | 2010/04/03 07:32