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2010/05/31

■手続きと知識がお金を生み出す社会は健全なのか

私は一応、会社を経営しています。
この5年ほど、ほとんど仕事はしていませんが、会社としての借金も残っているので、清算もできずに継続しています。
継続していくためには毎年決算をして税務署に申告しなければいけません。
以前は税理士にお願いして手続きしていましたが、お金が無くなったため、自分で申告書を作成し、税務署に提出しています。
最初は大丈夫だろうかと思っていましたが、やってみるとそう難しい話ではありません。
今日、締切日だったので書類を作成して税務署に申告してきました。
2日もあればできることがわかりました。

税理士に依頼すると月額5万円、決算時に60万円かかります。
以前はそれを負担していたわけですが、自分でやったらそれが不要だったわけです。
もっと早く自分でやればよかったと思います。

まあこういうことは世の中にはたくさんあるのでしょう。
知識社会とは、手続きが複雑になり、専門家に頼まないといけない社会なのかもしれません。
そうすることでまさに「顧客が創造」され「市場は拡大」し、経済は発展するのです。
手続きの複雑化は経済拡大につながっています。
しかしそうやって拡大した経済って、いったい何なのか。
「知識産業」には私は大きなまやかしを感じます。
手続きを複雑にして拡大する市場は、私たちの生活にはむしろ有害のような気がしてなりません。
近代の産業パラダイムがそこにも見えてきます。

一方、そうした手続きに立脚した専門家である裁判官の世界に、資格のない裁判員制度が導入されました。
どう考えても私には納得できません。
これもどこかで、制度化による市場の創造につながっているように思います。
司法改革は司法の市場化であってはなりません。
日本では「民営化」と「私有化」の違いさえ議論されていませんが、国民参加は決して制度の透明性を高めるものでもありません。

最近、不動産売買にも関係しました。
この手数料もかなりのものです。
不動産売買や賃借契約の世界も見直される必要を感じます。

手続きビジネスが拡大している経済は健全ではないように思えてなりません。
会社の決算手続きはもっと簡単にできないものでしょうか。
税理士や公認会計士の職場を奪うことになるかもしれませんが、彼らにももう少し汗をかいてほしいものです。
「知識」のある人は楽ができる社会も健全ではありません。
私も、その恩恵に与っていた気がしないでもないので、いささか心苦しい気はするのですが

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