■普天間問題の決着には力が抜けてしまいました
普天間問題の決着には力が抜けてしまいました。
あまりにも大きな期待をしてしまっていた自分の見識のなさをまた反省しました。
もっともまた同じような状況になったら、懲りずに期待を持つとは思いますが。
みんなが期待を持たなければ、新しいことは何も始まらないからです。
それにしてもひどい決着です。
韓国の哨戒船の撃沈事件も、然るべきシナリオの一環なのだろうと思いますが、世界はもはやシステムに乗っ取られているのかもしれません。
システムの前には、個人の存在など小さな存在なのかもしれません。
しかし小さくてもいいから、流れに一矢を放ってほしかったです。
挽歌編にも書きましたが、今日やることがなかったので、DVDで「ワルキューレ」を観てしまいました。
ヒトラー暗殺計画の事実に基づく映画です。
システムの中で生きている人は、決断ができません。
システムを超えられないのです。
それではいつになってもシステムの呪縛から抜け出せません。
私は子どもの頃から、システムから自由になりたいと思って生きています。
システムを無視するわけではありません。
システムを与件として、無批判的に受け容れることはしないと言うことです。
もちろん実際には、システムを受け容れなければ生きてはいけませんから、ほとんど受け容れていますし、それに乗っています。
しかし、そのために自分(の生き方の信念)を裏切る惧れが出てきたら、そのシステムからは降りるようにしています。
会社を辞めたのもその一つの結果です。
そうした生き方に心がけていた者としては、なぜ鳩山さんのような人が「ノブレス・オブリージェ」を果たそうとせずに、庶民的な判断をしてしまったのかが解せません。
彼でなければできなかったことがあるはずです。
皮肉なことに、細川さんと同じ道を歩んでいるようにさえ思います。
この数日、極度に気が滅入っています。
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