■節子への挽歌1021:韓国の伝統的な民家で泊まりました
節子
ソウル2日目もいろいろの体験をさせてもらいました。
10時から6時までは、佐々木さんの奥さんのワークショップを傍聴させてもらいました。
とてもいいワークショップでした。
それはまたホームページのほうに書きますが、その後で体験した2つの話を報告します。
初日はホテルに泊まりましたが、2日目は佐々木さんの友人のお宅に泊めてもらいました。
伝統家屋保存地域になっている北村(ブッチョン)韓屋村にある民家です。
そこの一室をお借りしたのです。
伝統的な造りで、床も壁も紙を重ねて張り込み、表面を、床の場合はエゴマを塗りこみ、壁は海草を煮込んだもので塗装しています。
そこにお住まいの朴さんのこだわりの家なのです。
ちなみに、朴さんは「ハノク(韓国家屋)を愛する市民の会」の代表です。
その朴さんが、実際に住みながら、管理しているゲストハウスウリチブに宿泊させてもらったのです。
ウリチブとは「みんなの家」、コモンズハウスです。
朴さんとお話していたら、あまりにも私の考えに似ているので驚きました。
こういう古式の韓国伝統の民家で宿泊できるとは幸運です。
周辺には伝統的な家が並んでいて、風情があります。
ところで、昨夜はワールドカップで韓国とアルゼンチンの試合でした。
韓国も日本と一緒で、初戦で勝っているので、みんなの期待が高まっています。
ソウルの市庁舎前の広場に応援に行くことになりました。
朴さん一家はみんなすでにそれぞれに出かけています。
家で応援ではなく、仲間が集まっての応援が基本のようです。
佐々木さんご夫妻もどうやらかなりのサッカーファンのようです。
それで休むまもなく、朴さんも一緒に市庁舎前の広場にいくことになりました。
近づくにつれて、赤いTシャツの若者たちがどんどん増えていきました。
市庁舎前にたどり着いて驚きました。
すごい人です。
多いだけではありません。
すごい熱気が伝わってきます。
人の意識のエネルギーが集まると、場の力が出てくるという、最近、知った純粋知性科学の実証の場を体験できた気がします。
残念ながら韓国は負けてしまいましたが。
朴さんの家に行く前に、佐々木さんの家にも立ち寄りました。
窓から王城(景福宮)が見下ろせる最高の場所です。
というわけで、今日もまた佐々木さんにフルアテンドで案内してもらいました。
韓国ならではの夕食を楽しませてもらっている時に、佐々木さんの奥さんが、「奥さんもご一緒だったらよかったですね」と言ってくれました。
私もそう思っていました。
たぶん韓国は節子のお気に入りになったでしょう。
まあ、佐々木さんたちのおかげで、とても楽しいコースを体験させてもらっているからかもしれませんが。
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