■節子への挽歌1023:幸せを感じさせる涙もあります
節子
ソウルから帰ったら、節子の友だちの友澤さんからお手紙が届いていました。
そこにこんな一文がありました。
今月は思い出深い月です。私が不在だったので、娘が電話をしてくれていました。
節子様との楽しかった旅の日々をなつかしく思い出しています。
そうしたら6月18日が友澤さんたちと節子がヨーロッパに旅行に出かけた日だったのだそうです。
私はまったく覚えていませんでしたが、こうして節子のことを時々に思い出してくれる人がいる。
節子は本当に幸せな人です。
その手紙や友澤さんからの電話の話を聞いて、また涙が出てしまいました。
昨日まで、とても仲の良い佐々木さん夫妻とずっと一緒だったからかもしれませんが、今日はとても涙が出ます。
心の呪縛がとれたことの、これが代償でしょうか。
今日は父の日、娘たちがわが家の文化にあった、それぞれのお祝いをくれました。
贈りものの文化は、私にはあまりないのですが、今年はなぜか胸にきます。
それにしても、なぜこんなに悲しいのか。
この挽歌を書いていたら、悲しさがさらに高まってきて、涙が止まらなくなってしまいました。
なぜでしょうか。
人生にも、梅雨の季節があるのかもしれません。
涙が出ること、悲しさがこみ上げてくることが、幸せを感じさせるような、そんな季節が。
節子に改めて感謝しています。
ありがとう。
また会えるのを心待ちしながら、涙を流し続けていこうと思います。
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