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2010/06/29

■節子への挽歌1031:彼岸へのメール

節子
この挽歌を読んでくださった方からメールが届きました。
そこにこんなことが書かれていました。

私は 夫を大腸がんで亡くしました。
周りの人たちも私自身も仲のよい夫婦だと思っていましたが、時間と共に、私は夫のどれだけの事を知っていたのか、また夫は私に対してどうなのかと、疑問が日々膨らんで行き、なくなった人からは答えは貰えないことは判っているのに、しつこく、ばかだなと思いながらも、夫のパソコンに毎日メイルを打っています。
実は、私も一度、同じことを思ったことがありました。
それもあって、節子のメールアドレスはまだ残しています。
節子用のパソコンの記録も抹消せずにいます。
一度誰かからメールが来ていないかチェックしたことがありますが、節子の友人から私宛のメールが届いていました。
慌てて、その人には返信しましたが、そういうこともありました。

最近、メールチェックをしていませんので、久しぶり確認してみました。
たくさんメールが届いていましたが、メーリングリストやPRメールばかりで、個人的なメールはありませんでした。
それではやはり寂しいので、私も節子にメールを書いてみました。
挽歌とはまた違って、2人だけの秘め事も含めて、自由に書ける世界があることに気づきました。

いまのインターネットはまだ彼岸には通じていないでしょうが、これだけ複雑に絡み合った回線が育ってくると、ある時、突然に位相の次元が飛躍し、彼岸との回路が開くこともあるかも知れません。
開いたことがわかるときっと回線は混雑するでしょうから、いまのうちにきちんと発信しておいた方がいいですね。

さて、今日の私のメールは節子に届いたでしょうか。
返信が来るかどうか楽しみです。
まあメールの中身はたいしたことではないのですが。
返事が届いたら報告します。

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