■節子への挽歌1008:鬼門の地
ある集まりがありました。
今朝出かける前まで会場を確認していなかったのですが、池袋の東京芸術劇場でした。
少し嫌な予感がしました。
池袋は苦手なのです。
前にも書きましたが、池袋は辛い思い出がいろいろとあるのです。
会が始まる前に打ち合わせを兼ねて食事をしました。
なぜか全身を疲労感が襲ってきました。
気が吸い取られていくような、奇妙な感じになりました。
食事をしながら、何だか以前もこんな風景があったなというような気がしてきました。
土地の記憶という言葉があります。
時にではありますが、地霊を感ずることがあります。
そこに立つと、ざわめきや息吹が感じられることがあるのです。
最初に感じたのは大宰府の観世音寺でした。
昔、ここを歩いた時のことが急に思い出されました。
昔というのは、たぶん平安時代だと思いますが。
確信は持てませんが、なぜかそう感じました。
今回はそういうのとは違いました。
ただ無性に疲れただけでした。
それに加えて、みんなの声がとても虚ろに響くのです。
現実感がどうも気迫なのです。
天井が高かったからでしょうか。
会が終わった後、懇親会に参加し、みんなと話しているうちに疲れが抜けた感じがしました。
しかし、そこにまた少し気の重くなるような電話が入ってきました。
やはり池袋は私には鬼門の地です。
疲れきって先ほど帰宅しました。
当分池袋には行きたくない気分です。
池袋には思い出したくない記憶があります。
克服したような気がしていたのですが、やはりダメなようです。
私の気が萎えているのでしょう。
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