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2010/06/05

■できないことをやろうという姿勢

新首相誕生に関しての報道で、みんながどう受け止めているか、あるいは何を期待するかについての声がよく出てきます。
そうした「世間の声」は、どの意見を取り上げるかによって、メッセージはまったく変わってきますが、なぜかどのテレビ局も同じような内容です。
いつもとても気になる発言が多いのですが、今回は2つの発言に言及したいと思います。

「できないことをやるといってほしくない」
表現はちょっと違いますが、2つのテレビ局の番組で聴いた言葉です。
普天間問題のことを言っているのだろうと思いますが、この言葉には「できることしかやるな」という意味合いを感じてしまいます。
私が一番嫌いな発想です。
できないことに挑戦する、しかもそれを公言して取り組む。
これが私の基本的な生き方です。
その結果、できないことはたくさんありました。
しかしできるかどうかはやってみなければわかりません。
「できることしかやらない生き方」は、私には退屈でしかありません。
できないかもしれないけれど、理想に向かって取り組むことを公言する勇気を私は高く評価します。

ちなみに、鳩山さんの普天間移設に関する県外国外発言ですが、もしみんながそれに向かって知恵と汗を出し合えば、結果は違ったかもしれません。
ほとんどの人が、そうはいってもできないだろうと思っていたように思います。
閣僚の人たちも創発でしたし、マスコミは間違いなくそうでした。
有識者のほとんどもそうでしたし、もしかしたら沖縄の人たちもそうだったのではないかと思います。
もし沖縄の人たちが、鳩山さんを本当に信頼したら、そしてその難題に一緒に取り組もうとしたのなら、もっと動き方がちがっていたはずです。
ですから、私は沖縄の人たちにも責任がまったくなかったとは思いません。
だれかが決意したら、共感した人たちはそれに向かって、汗と知恵を出さなければいけません。
誰かがやってくれることに期待しているだけでは、それができなくても批判すべきではありません。
私自身の反省も含めて、そう思います。

では、「期待」してはいけないのか。
「誰が首相になっても何も変わらないから期待はしない」
こういう声もありました。
これはもっと悪意のある発言です。
期待しないで文句は言うのか、と怒りを感じます。
期待するということは、信頼するということです。
期待しないということは、存在を承認しないということです。
そういう発言をすることの意味を私たちはもっと真剣に考えるべきです。
首相に期待しないほど、日本の社会は壊れているといえるのかもしれませんが、共書くそんな発言がテレビで流されるほど、日本は暗い社会になっているわけです。

私は新しい政権に期待します。
国民の一人として、何ができるかを考えたいと思います。
何かできることがあるはずです。

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