■節子への挽歌1059:湯島のオフィスを始めた頃の来客の写真
一昨日、挽歌が抜けたので、日数調整のため、今日はもう一つ書きます。
昨夜、一緒だったもう一人は、節子もよく知っている編集者の藤原さんです。
実は、その藤原さんの20年近く前の写真が、偶然、昨日、出かける前に見つかったのです。
これもまた何という偶然でしょうか。
藤原さんだけではありません。
いろんな人の20年前の写真が出てきたのです。
湯島のオフィスをオープンしてから1年ほどの間、来訪した人の写真を全員撮っていたのです。
藤原さんの写真も、その一つです。
若い好青年の藤原さんが写っています。
当時、実にいろんな人たちがやってきましたが、その写真がたくさんあるのです。
こんな人もきたのかと、驚くような人もいます。
しかし湯島では、誰であろうとみんな同じ目線で話せるのが魅力でした。
その写真を見ていると、そこに一緒にいた節子のことも思い出します。
写真はみんなに返そうかと思いましたが、もうしばらくは残しておこうと思い直しました。
武井さんも、私の写真をくれませんでした。
佐藤さんに渡すとすぐ無くすでしょうというのです。
確かにそれは正しいですが、やはりもらっておけばよかったと思います。
若い頃の私の写真を、節子も見たいかもしれませんし。
そういえば、湯島をオープンした時の1週間の様子のビデオもあるはずです。
1週間に100人あまりの人が来てくれましたが、いつかそのビデオを見直そうといっていたのに、実現できませんでした。
今となっては、一人で見る気がしません。
私の人生は無駄が多いなと最近思っています。
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