■節子への挽歌1052:地デジ対応のテレビがやってきました
節子
一大事件です。
ついにわが家も地デジ化されてしまいました。
といっても、まだテレビが納入されただけですが。
先日、ユカと一緒にショッピングモールに買物に行ったついでに、ヤマダ電機に何気なく立ち寄りました。
そしてテレビのコーナーに立ち寄りました。
やはりデジタル画面はきれいだなと感心していたら、お店の人が寄ってきて、説明を始めました。
その人は、どことなく頼りなく、買わせようなどという気配はまったく感じさせません。
こちらも買う気はなかったのですが、少し話しているうちに、なぜかまだ早いと言っていた娘が買う気になってきました。
一番の理由は、その人の頼りなさでした。
幸いにお金も持っていなかったので買わずに帰宅しましたが、帰宅後、なぜか買うことになってしまいました。
それで翌日、そのお店に行ったら、その頼りない人は接客中でした。
そのお客さんがなかなか終わりません。
いつもなら買うのをやめて帰るのですが、何しろその人は頼りなさ気で、売ろうとしない人なのです。
売ろうとしないのなら、買わなければいけません。
売る気満々の別の人が説明に近づいてきましたが、気長に待つことにしました。
最初に井戸を掘った人を大事にするのは、私の信条です。
最近は、そうでない人が多いですが、だからこそ私はそれをかたくなに守っています。
節子の信条もそうでした。
それにしてもなかなか終わりません。
信条を守るのは大変なのです。
ようやく終わりました。
その頼りなさ気の人のお薦め品を買うことにしました。
そうしたら、私たちが何も言わないのに少し安くしてくれました。
とても気分のいい買物でした。
そのテレビが今日、届いたのです。
操作が実に簡単です。
と思っていじっていたら突然映らなくなってしまいました。
で、勝手にどんどんいじっていたら、だんだんおかしくなりました。
ユカに勝手にやるなと怒られましたが、まあ、こうやって私はこれまでいろいろと壊してきたわけです。
ユカが電話して修理に来てもらおうということになったのですが、さらにいじっていたら、直りました。
まだデジタル回線は通じていないので、アナログでみているのですが、今までよりも大きな画面です。
明日は仕事をやめて、ボーンシリーズを観なければいけません。
このシリーズはもう10回以上観ているので、物語はすべて記憶していますが、大きな画面で見るとまた違うでしょう。
節子にも、この大画面を見せてやりたかったです。
テレビ嫌いの節子も、この画面であれば、喜んだでしょう。
あんまり自信はありませんが。
でかい画面を一人で観ていると、ちょっとさびしいです。
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