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2010/07/09

■節子への挽歌1041:震えるほど怖い夢を見なくなりました

節子
各地で集中豪雨のための土砂崩れや浸水などの水害が多発しています。
わが家も今、かなりの雨に見舞われています。
傾斜地にある造成地なので、集中豪雨に耐えられるかどうかは確実ではありません。
しかもちょうど自宅補修中なので、わが家の周りには足場が組まれ、ネットで包まれています。
その関係もあって、雨の音、風の音が、いつもに増して大きいです。

節子にはいつも叱られていましたが、台風が来るとどうしてもわくわくします。
自然が荒れる風景には、なぜか心揺さぶられます。
私の心の中にある、荒ぶる魂が共振するのです。
悪いことだと思いながらも、非日常的な風景を展開させている被災地の映像を見ると、心が高まります。
それは抑えようがありません。

青空に恵まれた穏やかな日は、大好きです。
しかし、今日のように、雨と風に揺さぶられるような不気味な日も、大好きです。
心が揺さぶられる気がします。
そして、なぜかこういう日には、節子を思い出します。
身を寄せ合って震えていた体験があるわけではないのですが、なぜかそんな、ありもしなかったことを「思い出す」のです。

晴れた日に思い出すことは、実際に体験したことです。
たとえば駒ケ岳千畳敷カール、たとえばハトシュトプト神殿。
いじれも見事な青空で、節子の笑顔も覚えています。

荒れた日に感ずるのは、実際には体験したことのない風景です。
いま感じられる、うっそうとした木々に囲まれた暗闇は、一体何なのでしょうか。
前世か来世に体験した風景なのでしょうか。
そして、こういう日には、とても不思議な夢を見ることが多かったのです。
時に怖くて震えてしまうような夢です。
節子がいなくなってから、そういう夢は見なくなりましたが、震えが止まらなくて、節子に抱きしめてもらったり、怖くてトイレに行けなくて節子を起こしたり、そんなことさえありました。
笑われそうですが、それほどリアリティがある夢だったのです。

節子がいなくなってからそういう夢を見ることがなくなりました。
なぜかはわかりません。
でも、今夜はどうでしょうか。
この数日、夢ばかり見ています。

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