■節子への挽歌1053:メダカの訃報
節子
ホームページ(CWSコモンズ)の週間記録に書きましたが、湯島のメダカが元気すぎて、水槽から飛び出て干上がってしまいました。
そのことを知った人が、何とメーリングリストで報告してくれました。
そのメダカは、来る人によっては話題になっていたのです。
それを知った人から、メールが届きました。
それも2人から。
なんとまあ、果報者のメダカでしょうか。
自宅の補修で、家の周りが足場とネットで囲まれていたため、この1か月、庭の花木への水遣りがおろそかになっていました。
狭い庭なので、足場づくりや作業などでもかなり草木が痛めつけられました。
その工事も昨日で終わりました。
それで久しぶりに庭の整理ができました。
しかし、この数日の異常といえるほどの暑さもあって、
無残にもかなりの花木が傷められ、枯れてしまっていました。
誕生日に娘からもらったパピルスは無残な姿になっていました。
しかし、以前書いた、さつきの若芽はがんばってくれていました。
数年かかるでしょうが、復活してくれそうです。
生命のたくましさは、感動的です。
そのたくましさは、しかし、愛する人がいればこそ、なのです。
その象徴がさつきでした。
普通であれば、すべての枝が枯れてしまった状況を見たら諦めるのが普通です。
しかし、そのさつきには節子の思い出がこもっていました。
だから何としても守りたかったのです。
さつきは守れました。
しかし節子は守れなかった。
一番弱いのは、やはり人間かもしれません。
なぜ人間は弱いのか、最近その理由が自分としてはとても納得できてきました。
そして、その弱さこそが、人の豊かさを生み出したのだと奇妙に納得できるようになってきました。
いま湯島のオフィスでは、子メダカが元気に泳ぎまわっています。
生命は世代を超えながら育っていきます。
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