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2010/07/12

■オルテガを思い出しました

参議院選挙の結果が出ました。
民主大敗・自民大勝・みんなの党大躍進でした。
まさか自民がこれほどまで当選するとは思っていませんでしたが、まあ大体予想いていた通りの結果でした。

この結果を知って、思い出したのは、オルテガの「大衆の反逆」です。
1930年に出版された本です。
私は30年近く前に「21世紀は真心の時代」という小論を書きましたが、その書き出しは「1980年代は、再び反乱の時代である」でした。
当時、オルテガの「大衆の反逆」を呼んで、いささか複雑な思いを抱いていました。
オルテガと違い、私は大衆に「信」を置いていましたし、自らもまた大衆の一人だと位置づけていました。

オルテガは大衆をこう定義します。

現代社会の大衆は、その生を制限する自然的、社会的制約が消滅したものと思っている。そして、いかなる意味でも、最終的に服すべき上級の規範の存在を認めない。常に上級の規範に服して、「規律の生」を生きるエリートの指導を拒否する。
「21世紀は真心の時代」から30年、さまざまな体験を重ねるうちに、オルテガのメッセージがだいぶ理解できるようになってきました。
今回の選挙結果は、改めてオルテガを思い出させました。
「無知の賢者」が多すぎます。

もうひとつ思い出したのは、イソップの「かえるの王様」です。
予想はしていましたが、気分の重い朝です。

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» ジョージ・オーウェルの『1984年』を2010年に再訪 [マスコミに載らない海外記事]
Richard Mynick 2010年6月12日 大衆的語彙の中に初めて登場して以来、“オーウェル的”という言葉は、典型的な“全体主義国家”の姿を呼び起こす。秘密警察だらけの一党独裁、自国民をスパイし、異議を唱える連中を弾圧し、恣意的逮捕や、囚人の拷問を行い、永久戦争を遂行し、ご都合主義のために歴史を書き換え、自国の... [続きを読む]

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