■節子への挽歌1066:泰山
節子
この季節はどうも元気が出ません。
暑さのせいかと思っていましたが、どうも違うようです。
この季節は、私にはただ暑いだけではないのです。
今年の8月3日は節子の35回目の月命日でした。
月命日にはできるだけ在宅にしようとしているのですが、この日も在宅していました。
しかし、なぜか挽歌が書けませんでした。
節子を忘れていたわけではなく、思い出すほどに書けなくなることもあるのです。
実は挽歌だけではなく書けずにいたら、2年ぶりにある人から時評をやめるなというメールをもらいました。
実はそれに続いて、挽歌の読者からもメールをもらいました。
やはりまた書き続けようと思います。
3日の日はジュン夫婦が来ていました。
節子が元気だった頃植えた庭のミモザが伸びすぎたので切ることにしました。
それもバサッと途中から切ることにしたのです。
残念ながらミモザは途中から切るともう芽がでないようです。
それで躊躇していたのですが、最近、植物の生命力の凄さを体験し、やってみようという気になりました、
私の思いに応えてくれるかもしれません。
といっても大きな樹なので、まずは枝おろしです。
それでジュン夫婦にも手伝ってもらったのです。
そしてその後はみんなでいろいろと作業をしました。
節子がいた頃はよくあった風景です。
わが家は、なんでもみんなで作業する文化だったのです。
節子はいなくなりましたが、強力な新メンバーが参加してくれたので、作業はとても楽になりました。
ジュンのパートナーの峰行さんは、節子の文化にとても合うタイプなので、わが家の文化にも違和感なく融合しています。
終わった後、みんなで食事に行くことにしました。
選んだのは天王台にある泰山という庶民的な中華料理屋です。
節子のお気にいりのお店でした。
節子と一緒だった頃は、なぜか定席がありましたが、今回は全く別の席でした。
メンバーが変わると席も変わるものなのです。
しかし相変わらず節子の名前はよく飛び交いました。
節子の姿はどこに行っても今なお私には感じられるのです。
節子がいなくなってからの初めての泰山は、スタッフが変わっていましたが、味は同じでした。
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