■節子への挽歌1122:樹木や雲と話す人
奄美大島出身の西さんが最近、湯島にまたよく来ます。
最初に会った経緯をあまり思い出せないのですが、10年ほどお会いしていなかったのに、2か月ほど前にやってきたのです。
今日もやってきました。
人のつながりは、本当に不思議です。
西さんに最初に会ったのは、彼が開発したナレッジ・サーバーというITシステムの話でした。
西さんの情熱に惹かれて、何回か説明会を企画しましたが、あまりお役には立てませんでした。
しかし、西さんのことはずっと気になっていました。
彼の発する魂のオーラを感じたからです。
彼が奄美の出身だと知ったのは、今回、改めて再開してからです。
やはりそうだったのかと思いました。
西さんは、自然と会話できる人です。
いまでも樹木や雲と話しているはずです。
そういう人がだんだんいなくなってきました。
西さんは彼岸ともつながっているかもしれません。
西さんの話を聴きながら、そんな気がしてきました。
節子は西さんとは会っていません。
会っていませんが、西さんには節子が見えるのかもしれません。
2か月前に久しぶりに湯島に来た西さんと、たしか節子の話をしたような気がします。
何を話したか思い出せませんが、そこに節子がいたような気がします。
西さんもまた、西さんの彼岸の話をしたような気がします。
お互いに、心の底が見えたような、再会でした。
今日、西さんの向こうに一瞬、彼岸が見えたような気がしたのは、気のせいでしょうか。
西さんは、ほんとうに今生の人なのでしょうか。
彼岸の人かもしれないなという気もしました。
節子
湯島のオフィスに、また気が戻ってきたようです。
湯島にいると、いろんな人がやってきてくれます。
本当に不思議な空間です。
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