■節子への挽歌1096:巣立ちと老衰
節子
今日は「巣立ち」と「老衰」に出会いました。
昨夜はめずらしくチビ太が鳴きませんでした。
ほめてやろうと6時半に起きて、チビ太のところにいったら、寝床を近くで座っていました。
ところが声をかけても動きません。
腰を抜かした感じで動けない様子なのです。
この数日かなりおかしくなってきているので、不安がよぎりました。
節子の命日に合わせて、彼も後追いするのかなどとよからぬことさえ頭をよぎりました。
後で聞いたら、娘も同じことを考えたそうです。
人間にしたらもう90歳を超えた老犬です。
いつどうなってもおかしくはないのです。
なかなか回復しないので、夕方、お医者さんに連れて行きました。
点滴をしてもらい薬を飲んだら少し回復しましたが、元気はありません。
もしかしたら熱中症ではないかといわれたそうです。
わが家はあまりクーラーをかけないのですが、人間は大丈夫でも老犬はだめのようです。
あの元気なチビ太も老いてしまったものです。
わが家の庭の木に巣をつくっていたヒヨドリのヒナが夕方、巣立ちました。
夕方帰宅したら、娘がちょうどそれを見つけたところでした。
1羽が飛びたったと思ったら、隣家の壁にぶつかって落っこちてしまいました。
まだうまく飛べないようです。
しかしゆっくりですが、みんなうまく飛び立っていきました。
実にうれしい風景でした。
巣立ちと老衰。
同じ日に、「生命」をこれほど生々しく実感できたのは、決して偶然ではないでしょう。
巣立ったヒナたちの写真を載せますが、老衰状況のチビ太くんの写真は、彼の名誉のために載せるのはやめましょう。
ただの熱中症だといいのですが、タイミングが合いすぎるのが不安です。
明日は節子の3回目の命日です。
| 固定リンク
「妻への挽歌06」カテゴリの記事
- ■第1回リンカーンクラブ研究会報告(2021.09.06)
- ■節子への挽歌1200:節子がいない不幸(2010.12.15)
- ■節子への挽歌1199:柳原和子さんに何かあったのでしょうか(2010.12.14)
- ■節子への挽歌1198:私の仕事好きが節子は不満でした(2010.12.13)
- ■節子への挽歌1197:解けない難問(2010.12.12)
コメント