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2010/09/30

■医師不足の実態調査が初めてだという驚き

厚生労働省が全国の医療機関を対象に、医師不足の実態を調査した結果を発表しました。
その結果は「病院に勤務する医師数は約1万8千人不足」だったそうですが、「求人していないものの不足していると医療機関が判断した人数を加えると計2万4033人」(読売新聞)だそうです。
さらに驚いたことに、こうした調査は初めてなのだそうです。
医療行政をまじめにやっているとは到底思えません。
まさに厚生労働省は医師会と医療産業の下請け組織でしかなかったことがよくわかります。
村木さんにも、このことをわかってほしいものです。
村木さん、あなたたちは検察と同じなのですよ、と言いたいです。

私が参加した医療関係の集まりで、医師の方から日本では医師が余っているという前提で医師の育成を減らす方向にあると聴いたのは10年ほど前です。
それも1回だけのことではありません。
併せて聞いたのは鍼灸師などを増やすという話でした。
その話をしてくれた医師たちは、それに批判的でした。
私も、医師が余っているとは実感にあわないと思っていました。

それから数年して、今度は医師不足が話題になりだしました。
不信に思っていましたが、それらの議論はきちんとした実態調査を踏まえてのものではなかったのです。
厚生労働省や文部科学省が、机上のデータに従って方針を決めていたわけです。
そこにどれだけのお金が動いたことでしょうか。
小沢一郎の疑惑はそれに比べたら小さな規模だと思います。
医師の問題は、それで人の命にかかわるのですから、データを勝手に偽装した厚生労働者の官僚は、間接的に人を殺したことにもなるでしょう。
村木さんにもそれくらいの罪の意識はもってほしいものです。

医師の不足も問題ですが、それ以上に病院や医療にまつわる制度の問題がさらに大きいと思います。
さらにその基本には「医療」とは何かの問題があります。
ヒポクラテスにまでもどらないといけません。
医学の歴史からは、たくさんのことが学べます。
そこから考えていかないと、問題は解決しないでしょう。

それにしても、医療も介護も、仕組みがどう考えてもおかしいです。
産業サイドからではなく、人間の視点で考える人は厚生労働省にはいないのでしょうか。

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