■節子への挽歌1118:茶髪事件の再発
節子
また茶髪事件が起きました。
私はほぼ完全な白髪です。
ところが、時々、魔がさしたように黒くしようと思い立ちます。
思い立つとやってしまうのが私の軽薄さなのですが、洗髪前に塗ると次第に髪が黒くなるという商品を買ってきました。
ところがそれを使うと頭がフワーとしてきて、何ともいえない不快感が生ずるのです。
何回かやったのですが、やめてしまいました。
ところが先月のオープンサロンに、その道の専門家が参加していて、その種の話になりました。
市販のほとんどの毛染め商品は安全性に問題がかなりあるというのです。
ちょうど体験していたので、そのことがよくわかりました。
もっとも、その人は佐藤さんはもう歳だから発がん性があっても大丈夫だというのです。
ひどい人ですが、まあそれも道理があります。
しかし使っていて気分が悪くなるのはよくありません。
それでその人に頼んで安全性の高いその会社の商品(まだ市販されていません)をもらって使うことにしました。
たしかに頭は何ともなく、不快感はありません。
ところがです。
使用して2日目に白髪が茶髪になったのです。
あまりにも見事な茶髪。
翌日、人に会う約束があったので、即効性のあるヘアカラーで黒くしました。
やはり頭がフワーとしましたが、見事に黒くなってしまいました。
昔、同じ経験をしたことを思い出しました。
茶髪事件です。
あの時は、節子は笑い転げていましたが、人の不幸を見て笑うとは節子もあんまり良い性格ではありませんでした。
今回もきっと節子は「相変わらず懲りないわね」と笑っていることでしょう。
人はどうしてこうも同じことを繰り返すのでしょうか。
私だけなのでしょうか。
困ったものです。
ちなみに、もらったヘアクリームは使い方をきちんと聴いていなかったための私のミスでした。
きちんと使うことによって、茶色から黒くなるのだそうです。
今日から使用再開です。
まもなく私は黒髪になるでしょう。
でもみんなが黒いよりも白い方がいいというのです。
そういえば節子もそういっていました。
黒くなった髪はどうしたら白くできるのか。
さてさて人生には悩みが絶えません。
| 固定リンク
「妻への挽歌06」カテゴリの記事
- ■第1回リンカーンクラブ研究会報告(2021.09.06)
- ■節子への挽歌1200:節子がいない不幸(2010.12.15)
- ■節子への挽歌1199:柳原和子さんに何かあったのでしょうか(2010.12.14)
- ■節子への挽歌1198:私の仕事好きが節子は不満でした(2010.12.13)
- ■節子への挽歌1197:解けない難問(2010.12.12)
コメント