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2010/10/14

■「党議拘束があるから議員はほんと楽なんですよ」(

昨日の朝日新聞に名古屋市長の河村たかしさんのインタビュー記事が出ていました。
その最後にこんな発言がありました。

党議拘束があるから議員はほんと楽なんですよ。互いに突出しないように守りあっている。それで自民、民主のどっちが勝つかばかりやっている。国会はいつまでたっても団体戦から抜けきれていない。税金で身分保障されているのに。絶対におかしい」
河村さんは国会議員時代から、党議拘束には異議を唱えていた人です。

私も党議拘束ほどおかしな制度はないと思っています。党議拘束とは、少数者が多数を拘束するということにつながります。
そもそも代議制とは、多数決方式を巧みに使いながら少数者の支配を正当化する仕組みになりがちな制度ですが、党議拘束はさらにその少数者を絞り込む働きをします。
とんでもない制度だと私は思いますが、なぜかあまり問題になりません。
党議拘束制度の下では、サルでも国会議員が務まるでしょう。

私は20世紀は組織発想の時代、21世紀は個人発想の時代と考えています。
組織原理がパラダイム転換したのです。
個人が組織の従属物だった時代から、個人が組織の主役にとなっていく時代です。
その時代における組織は、常にダイナミックに生きています。
つまり状況に合わせ変化します。
組織は常に変化(へんげ)する存在になるのです。
選挙でも政党を選ぶなどと言うこともなくすべきです。
よく世論調査で何党を支持しますかという項目がありますが、真面目に考えていくとそう簡単には答えられないはずです。
政治政策分野は幅広く多様であり、そう簡単ではありません。
無党派層が多くなったということは、それだけ政治課題が進化し多様になったことと無縁ではないでしょう。
選挙の時に、何党を選ぶかは決められても、日常的に何党支持とは私にも言えません。

河村さんの減税主義にも共感できます。
政治はそんな難しい話ではないのです。
無駄遣いさせたくないのなら入りを制するしかないのです。
そんな簡単なことがなぜ通らないのか。
それは政治を語る人たちが、自らは汗もかかず、現場にも触れずに、組織の従属物(人間とはいえません)になっているからです。

党議拘束があるから国会議員は楽だと河村さんは言っていますが、実は私たちのほとんどすべての人もまた、組織拘束に依存して楽をしているのかもしれません。
しかし、そこから離れると、世界は面白くワクワクすることが多いです。
まあ楽ができずに、とても疲れますし、経済的には辛くなるかもしれませんが。

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