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2010/10/29

■ジミー・ティングルの感動的なスピーチ

今日は毎月恒例のオープンサロンです。
毎月最後の金曜の夜開催しています。
誰でも歓迎ですので、気が向いたらお越し下さい。

それはそれとして、今日は寒かったので自宅で仕事をしようと思っていたのですが、オープンサロンの日であることに気づき、あわてて湯島に出てきました。
あわてたせいで、予定していた仕事の資料を忘れてきてしまいました。
仕方がないので、かばんに入っていた、読みかけの岩波新書、渡辺靖さんの「アメリカン・デモクラシーの逆説」を読むことにしました。

いま読み終えましたが、感動して涙が出てしまいました。
感動したのは、渡辺さんが最後に引用している、2010年のハーバード大学の卒業式での卒業生代表のスピーチです。
全文が紹介されています。
読みながら涙が出ました。
おかしな話ですが、笑いながらの涙ですが、決して笑いすぎての涙ではありません。
感動しての涙です。

私は国家としてのアメリカがどうも好きになれません。
しかし、このスピーチを読んで、その思いは一変しました。
最近、実はアメリカに関するいろんな本を読んできたせいかもしれませんが、一番の決め手は、やはりこのスピーチです。
オバマ大統領のスピーチよりも感動的です。

スピーチの主、つまりこの年の卒業生代表は、ジミー・ティングルという人です。
55歳、全米でも有名なコメディアンだそうです。
そういう人が、卒業生代表としてスピーカーに抜擢されるのは極めて異例のことだと、著者の渡辺さんは書いています。

どこがどう感動的なのか、紹介することは難しいですが、おそらく読むと元気が出ます。
感動の涙が出るかどうかは、保証はしませんが、少なくとも私は涙が出ました。
それもこみ上げるほどの涙です。

この本を読むのは大変かもしれませんが(とても面白いです)、この部分だけなら書店で立ち読みもできるでしょう。
223頁から228頁の、たったの6頁です。
それにとても読みやすいので、さっと読めます。
もっとも、笑いをこらえたり涙をこらえたりするのが大変かもしれません。

ともかく読んでみてください。
元気が出ました。

ところで、そろそろオープンサロンの時間です。
涙をふいておかないといけません。

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