■節子への挽歌1136:まだ髪の毛が黒くなりません
節子
最近また頭の調子があまりよくありません。
降圧剤をきちんと飲んでいないせいかもしれません。
最近は半錠ずつしか飲んでいないのです。
今日、2か月ぶりに遠藤医師のところに行きました。
また薬がなくなったの、と顔を見るなり言われました。
前回も、薬がなくなってから10日目に行ったからです。
今回は半錠ずつ飲んでいたので、薬はまだ残っていましたが。
まあ、それはいいとして、血圧を測定しながら、遠藤さんは私の髪の毛をチラチラ見ているのです。
そのせいか、今日は左手と右手を交互に3回も測定されてしまいました。
つまり遠藤さんは、私の頭の状況を左右から見たと言うわけです。
遠藤さんは私の髪の毛が茶色に染まっているのに気づいたに違いありません。
実はまだ私の髪の毛は茶髪系です。
白髪染めをくれた人は、使っていると黒くなるというのですが、なかなか黒くなりません。
よくいえば、栗毛色なのですが。
口の悪い娘は、犬みたいだと言いますが、そう言われると本人としても、いささか気になります。
染め始めなければよかったなと思わないこともないのですが、もはや後には引けません。
それにこれを提供してくれた人が、とても良い人たちで、彼らの期待にも応えなければいけません。
もっとも、その人たちも先日会ったら「茶色ですね」と言っていました。
しかし、遣い続けると黒くなるのだそうです。
友人の言葉は信じなければいけません。
しかしまあ、彼らも笑いながらそう言っていたのがちょっとひっかかりますが。
でいま気づいたのですが、頭の調子が悪いのは血圧のせいではなくて、この白髪染めのせいかもしれません。
事実、今日、遠藤さんの血圧測定は正常でした。
にもかかわらず、遠藤さんはなぜ3回も測定しなおしたのでしょうか。
人は疑い出すときりがありません。
堺さんが言うように、人の言葉は信じなければいけないのです。
でも先行きがちょっと不安ではありますが。
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