■節子への挽歌1152:take it easy
先日、節子も知っている小山石さんから言われました。
「佐藤さんはうまくいかなくても明るいね」と。
以前取り組んだプロジェクトの結果について、うまくいったけれど評判はよくなかったよと話したことへの感想です。
他者がどう評価しようが、自分が納得できる結果であれば、私はいつもうれしいのです。
そうした生き方に対して、小山石さんは、自分なら評判が悪いとへこむというのです。
まあ、かなりのところ、言葉のあやですが、小山石さんはともかく、私は他者の評判はさほど気になりません。
誰かの評判を気にせずに、自分の人生をしっかりと生きていれば、人生は気楽になってきます。
そして、ますます「自分を生きる」ことがやりやすくなるのです。
この挽歌からのイメージの私は暗そうですが、会った人の多くは、なんだ元気で明るいじゃないかと思うようです。
気楽に沈み、気楽に落ち込み、気楽に楽しむ。
それが外部からは明るく見えるのかもしれません。
私の信条は、take it easy。気楽に行こうよ、なのです。
その信条であればこそ、こうして恥ずかしげもなく挽歌で心情を吐露しているわけです。
吐露してしまえば、どんな思いも負担にはなりません。
しかし、この挽歌を読んでしまったら、私に仕事を頼もうなどと誰が思うでしょうか。
私の権威など、どこかに吹っ飛んでしまうでしょう。
あまり仕事が成り立たないのは、このブログのせいかもしれません。
仕事をしようと思えば、この挽歌も時評もやめたほうがいいかもしれません。
しかし、それは私の生き方にはそぐいません。
幸いに娘たちがあまり読んでいないのが救いですが、まあ娘は私のダメさ加減はすでによく知っていますので、読んでも読み流すだけでしょうが。
| 固定リンク
「妻への挽歌06」カテゴリの記事
- ■第1回リンカーンクラブ研究会報告(2021.09.06)
- ■節子への挽歌1200:節子がいない不幸(2010.12.15)
- ■節子への挽歌1199:柳原和子さんに何かあったのでしょうか(2010.12.14)
- ■節子への挽歌1198:私の仕事好きが節子は不満でした(2010.12.13)
- ■節子への挽歌1197:解けない難問(2010.12.12)
コメント
久しぶりにコメントお送りいたします
ヘビーな内容の記事には、コメント書くにも覚悟が要りますが、
このような記事には書きやすいですね。
いえいえ 政治時評などではない、こういう記事が内容的に重要ではないとは思いません(笑)
これを読んでいて 佐藤さんのブログと 私が人前で歌うことの
共通点を発見しました。
佐藤さんの 記事中の挽歌 を 歌 に代えれば わかり易いので
以下に。
歌で心情を吐露しているわけです。
吐露してしまえば、どんな思いも負担にはなりません。
幸いに娘たちがあまり聞いていないのが救いですが、まあ娘たちは私のダメさ加減はすでによく知っていますので、聞いても聞き流すだけでしょうが。
となります。
気がつけば 両方共 「歌」 なのですねえ。
佐藤さんは活字で、私は音で自分を吐露しているわけですね。
という共通点発見でした。
はずかしいことを 人前でやれば 確かに その後は気は楽になります。
現代社会は 優秀な人に見せたい とか ミスをしないように
と考える人が多いですが それこそが 住みにくい世の中にしているんでしょうね。
欠点万歳 です
なぜなら 人間は 間違いをおかす生き物だからです
皆さん もっと寛容に。
あ それから 自分を吐露しても 権威は下がらないと思います。
我孫子のミュージシャン
投稿: 宮内 俊郎 | 2010/10/29 15:35
宮内さん
ありがとうございます。
仲間がいて、うれしいです。
両方とも「歌」だとは、私も言われて気づきました。
今日は寒かったので、自宅で仕事をしようと思っていたのですが、気がついたら最後の金曜日なので、オープンサロンでした。
早く出てきてしまい、手持ち無沙汰をしていたら、不思議なもので、いろんな人からメールが来ました。
なんだか自分の行動が見透かされているようです。
最近は土日がなかなか在宅できずに、ばたばたしてしまっています。
困ったものです。
投稿: 佐藤修 | 2010/10/29 16:12