■節子への挽歌1177:娘たちの同窓生の記憶に残っている節子
節子
年末のせいか、娘たちの同窓会が最近多いようです。
ところで、ユカもジュンも、同窓会に行くと友だちがいつも節子を話題にしてくれるのだそうです。
節子は娘たちの友だちの中にも鮮明に残っているようです。
小学生時代、ユカが休んだ時には近くのMくんが学級便りなどをわが家まで持ってきてくれる役だったそうです。
そのMくんは同窓会で必ずと言っていいほど、節子の話をしてくれるそうです。
ユカのお母さんは、いつも必ずお菓子をくれたんだ。
お菓子のせいで、節子の印象はとてもよいようです。
ジュンの友だちのSくんの話はこうです。
やはり小学生時代、みんなで遊びに来た時、節子が紅茶を出して、ミルクでもレモンでもお好きなほうをどうぞと両方を出したのだそうです。
Sくんは紅茶を飲むのは初めてで、なんだか大人になったような気分だったそうですが、初めてのことでもありミルクかレモンかは判断できず、欲張って両方入れてしまったそうです。
その結果、両者は分離してしまっておいしくなかったようです。
そこで無闇に欲張ってはいけないことを学んだというのです。
小学生に紅茶を出すのもいかがなものかという気もしますが、まあそれもまたいかにも節子らしい話です。
まあ、こんな話がいろいろあるわけです。
私だけではなく、いろんな人が節子のことを覚えてくれていて、話題にしてくれる。
残されたものにとっては、これほど嬉しいことはないのです。
覚えていてくれる人がいるかぎり、人は生きつづけているといってもいいでしょう。
節子はほんとうに愛すべき人でした。
その笑顔に会えないのがとてもさびしいです。
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